テクニカル分析

Parabolic SARの手法

Parabolic SARとは?

パラボリックSAR(Parabolic SAR)は、J・W・ワイルダー氏によって考案された、売買ポイントを見極めるテクニカル指標です。

SAR(ストップアンドリバース)という数値を使用して、大きなトレンドを見る上で役に立つ指標となっていて、相場のトレンド転換点を計る指標で、買いと売りのエントリーポイントが見やすいようになっています。

それでは見ていきましょう。

Parabolic SARを表示してみよう!

チャートの左上の「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Parabolic SAR」を選択します。

Parabolic SARの手法

選択すると以下のような画面がでてきて、ステップ、上限、色を選択できます。

Parabolic SARの手法

デフォルトでは、ステップ0.02、上限0.2、色Limeが採用されています。

以下のようになれば完了です。

Parabolic SARの手法

Parabolic SARの算出方法

計算式

パラボリックSAR=前日のSAR+AF×(EP-前日のSAR)

解説

AF(加速因子):0.02≦AF≦0.20 で 初期値:0.02、終値が高値を更新するたびに、+0.02ずつ加算

EP(Extreme Priceの略で、極大値のこと):前日までの最高値・最安値

加速因子はパラボリックSARの感度を示しています。つまり、トレンドの継続日数が増えるほど、加速因子の数値も増えるということになります。

つまりパラボリックSARは、過去の高値(下降トレンドの場合は安値)と加速因子から算出されているということです。

Parabolic SARを用いた手法

エントリーポイント

買いエントリーポイント:下降トレンド時に、パラボリックSARとローソク足が交差して、上昇パラボリックSARへ転換したタイミング

Parabolic SARの手法

売りエントリーポイント:上昇トレンド時に、パラボリックSARとローソク足が交差して、下降パラボリックSARへ転換したタイミング

Parabolic SARの手法

まとめ

今回は比較的にあまり使われることが少ないと感じられるParabolic SARを紹介してみましたが、エントリーポイントはすごくわかりやすく、だれでも簡単にエントリーできると言えます。

あまり有名ではないからこそ、ParabolicSARを使いこなせるようになれれば、他の人よりもうまく取引を行えるのではないかと思います。

このParabolic SARと何かオシレーター系と組み合わせて、自分なりのエントリールールを確立してみましょう!