Fibonacciの手法

イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが研究した「フィボナッチ数列」を応用して上昇トレンド中の押し目や下降トレンド中の一時的な戻りを判断する指標として使われます。なので、リトレースメントは引き返すや後戻りなどの意味があります。

チャートの左上の「挿入」→「フィボナッチ」→「リトレースメント」を選択します。

以下のようになれば完了です。

上昇トレンド中に高値圏から下降に転じる時、どのあたりが押し目なのかを予想する時に使います。

下降トレンド中に底値圏から上昇に転じる時、どこまで戻るのかを予想する時に使います。

直近の高値から直近の安値に向かって線を伸ばします。

下図でもわかる通り、自動的に数字が表示されるので簡単にエントリーポイントを探すことができます。

実際のエントリーポイントはこのような場面になります。

このような場面の時にフィボナッチリトレースメントを用いて線を引いてみます。するとこのようなチャートになりました。

更に時間がたつ経つとこのようなチャートになりました。38.2のところでの反発が多かったり、61.8のところでの反発も数多く見つけることができます。

このように線を引くだけで簡単にエントリーポイントを見つけられるのがフィボナッチリトレースメントです。

「百万長者に占星術を使ってないトレーダーはいるが、億万長者に占星術を使ってないトレーダーはいない」という言葉があるくらい、このフィボナッチを応用してトレードをする人はたくさんいます。

日本にはあまりなじみがないかもしれないですが、海外では当たり前のように使われている手法の一つです。みなさんもぜひこのフィボナッチを自身のトレードと組み合わせてみてはいかがでしょうか？

また、このフィボナッチを用いた手法の時は予想と反対の方向に動いたときはかなりの損失が出やすいため、しっかりとしたリスクマネジメントが必要になってきます。

MACDの手法